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イスラム歴

イスラム教には「ヒジュラ歴」とよばれる暦法があることをご存知でしたか?

「ヒジュラ歴」は太陰暦であることが特徴とされ、太陽暦と比べると毎年10~11日ほどの差が生じ、また、年始は季節を反映しません。

ヒジュラ歴は預言者ムハンマドがメッカを離れ、メディナに移住(ヒジュラ)した年を元年として定められた暦でした。そのため、ムスリムの人たちにとって太陰暦は太陽暦と比べ、重要な暦とされています。

しかし、イスラーム教では時間を測るとき、実際には太陽暦と太陰暦が用いられます。

例えば、1日の5回の礼拝の時間や、断食を始めたり終えたりする時間や、一般の生活には太陰暦が使われます。ただし、宗教的行事などはすべてヒジュラ歴に従って行われています。

なお、ヒジュラ歴における主な宗教的行事としては、第9月1日から始まるラマダーン(断食月)、第10月1日のイード・アル・フィトリ(断食明けの祭)、それから第12月10日のイード・アル・アドハー(犠牲祭)です。

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